報恩講の片づけ
報恩講だけでなくお寺の行事も、終われば片づけはついてまわるものです。一日限りの報恩講ではありますが、本堂の荘厳を始めいろいろ準備をして当日を迎えます。
報恩講の案内看板と仏旗はもちろん報恩講時は本堂上り口や大玄関(出勤法中さんや布教使さんが上がられる玄関)に、幔幕が掛かります。参道には旗が並びます。当日の帳場の役をお願いしています方が報恩講が終わるともくもくと片づけていただいています。
お供えの餅・落雁・みかんなどはお下げして、翌日に、報恩講にご奉仕くださいました方々に、お配りさせていただいています。餅は時間が経つと固くなるので、できるだけ早く切り分けるのですが大変です。
組内法中さんに出仕していただきましたのでその経机や椅子(椅子式になり)などを片づけ、平素のお勤めの形に戻します。
妙華寺では、新年が近いので、本前や脇壇の前卓(まえじゅく)の打敷・隅掛けは、正月の三が日までそのままにしています。
余間の親鸞聖人の絵伝も最近は、お正月荘りをする年末までそのままにしています。
多くの方々のご奉仕によりお寺の行事は成り立っています。ただ、新しい方々がお寺の行事に参加されることが少ないことは、住職のお伝えする力がないことの結果なので反省するばかりです。
これからも、魅力ある親鸞聖人の「み教え」が多くの皆様に伝わるように精進していこうと思っています。