お寺の12月
お寺の報恩講は、以前(昭和初期から昭和20年代?)は12月14日15日16日だったそうです。その後、私(住職)も出仕するようになった20代(昭和50年代)には、12月5日6日でした。平成に入り前住職の代に12月5日の一日となり、私の代になり、12月の第1日曜日に変更をしました。
今年の報恩講は、12月1日です。そうすると報恩講の準備を11月中に終えないとなりませんので、大変です。以前は、報恩講が終わるとすぐ西余間の絵伝を仕舞い、平素の荘厳にもどしていましたが、ここ3年くらい、年末までそのままで、正月荘の時に仕舞っています。 報恩講が終わり、お供え餅を切り分け、ご奉仕されました方々にお配りしています。
12月第2日曜の組内の報恩講が終わると、少し落ち着きますが、正月の準備がすぐさま始まります。毎年、その年の年忌の方の「繰り出し」表を正月元日に用意します。
前住職までは、毛筆で書かれていました。私(住職)の代になり、ワープロで打ち出すようにしましたので、少し楽になりました。31日は、元日の朝5時30分からの修正会の準備になります。西余間(向かって左側)に、妙華寺歴代の位牌や絵像を荘ります。また、正月に本尊にお供えをされる方々がお供えを届けていただきますので、内陣にお供えします。
17時頃に本堂でお勤めし、続いて内仏でお勤めして今年のお勤めが終わります。
尚、隣のお寺が除夜の鐘をついていますので、妙華寺では撞いていません。