お寺の掲示板
「どうして、私はこんな病気になったんでしょうか」
『大往生できる人 できない人』潔く、とらわれず、おまかせして生きる 田畑正久著 から
著書では、多くの場合、はっきりとした因果関係はわかりません。仏教の世界では、そうした時、「どういうご縁の巡り合わせか知らないけれども、私は今、こういう病気をいただいてしまった。この病気をすることによって『健康で生きていること』を今まで当たり前と思ってきたけれど、それは貴重なことだと思い知らされました。そして、『自分は生かされてきた』ということを改めて知らされました」という形で病気を受け取るのです。
※私(住職)も命に関わらないような病気で床に伏して日頃の生活が出来ないと「健康」について改めて感謝をしますが、元気になり日常生活を送っていると忘れてしまっています。私のものさしだけでなく、仏のものさしによって知らされているのと思います。