あれから4年(お寺の寺業計画の具体的な取り組み)③
お寺の寺業計画のビジョンを具現化する取り組みとして ③お寺の行事への参加意識を高めたいと考えていました。真宗寺院として聞法が大切でありますがその機会はお寺の行事の時しかありません。以前は、布教師のご法話を楽しみにご聴聞されるお同行様が数多くいらっしゃいました。時代の変化もあると思いますが、前住職の時代から行事への参加が少なくなり始めました。行事に参加していただく為にどのようなことが考えられるか平成23年(親鸞聖人750回御遠忌)から法会参加票を作成して行事終了後、「法会参加票」に押印をして10回参加されますと記念品(線香)をお渡ししています。
寺業計画発表後は、日曜学校の参加者には、念珠の珠をお渡しして、単念珠ができるようにしています。(今は、念珠の珠を預かり仏具店に造って頂くように依頼していますが、手作りができるようになればと考えています)それ以外にも行事への参加を促すことができないか手探り状態です。
2年前に布教使を目指されている若い僧侶の「法話大会」の会場になりました。ご法話と茶話会の午後から半日の行事にどれほどの方がお見えになるか心配でしたが、ご法話をご聴聞される方々にご参集していただき、主催者も会場主の私(住職)も大変うれしく思いました。
当時寺業計画で発表した行事の参加者が献華・献灯・献香していただく機会をどのようにするかといつでも聴聞ができるお寺になれるかこの一年でまとめてみたいです。
※先月9日久しぶりに未来の住職の松本紹圭塾長が名古屋にお見えになり、熱田にある曹洞宗の白鳥山 法持寺さんを会場に「仏教×医療」とタイトルで、名古屋の南医療生協病院さんの取り組みの紹介から仏教(宗教)と(既に行われている臨床宗教師の活動や傾聴ボランティアなど以外の)医療との関わりについて参加者と共に考える時間がありました。続いて佐藤良規師(アンロック僧)の「仏教×コミュニケーション」の題で佐藤師のこれまでの病院でのボランティア活動、東日本大震災でご自身が九死に一生を得た中で僧侶としての意識の変化から今目指されている「必要のない選択肢」としての仏教に、関わりが少ない子供や若者へアプローチされている現状をお聞きできたことはとても刺激になりました。お二人の精力的な活動を拝聴しながら、お寺の可能性がこれま以上に拡がれば楽しいだろうと感じました。