眷属(けんぞく)
11月に入り、少し寒さを感じる気候になりました。京都の龍谷ミュージアムで開催中の「眷属」展に行きました。
仏教で使う「眷属」は、仏・菩薩につき従う者、仏弟子とあります。【浄土真宗辞典】
仏教は、多くの仏がいます。その仏を護っている眷属に焦点をあてる展覧会です。
眷属の魅力とは? 主である仏を護ることになった過程は? なんて勝手な想像をしてみたり。仏の「み教え」を正しく理解していることもあるような。それって、難しいことであるけどすてきなことに感じます。
展示では、善導の著書の「観無量寿経疏」があり、真宗で読誦する「勧衆偈」にも「眷属」があったのでその部分かなと思っていたら違う部分でした。
真宗では阿弥陀一仏と捉えがちで、他の諸仏などを見る機会は少ないので、多くの眷属を見ることができたのは楽しかったです。
しかし、阿弥陀一仏と言っても、高田派の本寺には、一光三尊仏がありますし、真宗寺院の本堂の荘厳には、親鸞聖人が尊ばれた、浄土七高僧や聖徳太子が安置されています。
それらも眷属と捉えることもできるのでしょうか。
※中川個人の感想です。