【報告】真宗入門講座
高田本山専修寺の「親鸞伝絵」から親鸞聖人の生涯の紹介です。
今回は、「山伏済度」の段でした。
親鸞聖人が関東に滞在されている時期のエピソードで、これまでその地域で人々に信仰が篤かった「修験道」から、親鸞聖人の「み教え」が広まってきたことに、敵愾心を持った山伏が、板敷山で、待ち伏せするのですが、親鸞聖人と相対することができない状態が続いていました。山伏は、親鸞聖人の住まいを訪れると、その尊顔を拝すると、今まで山伏の中にあった心に後悔の念が生じて、山伏の身なりを捨てて、親鸞聖人の「み教え」に帰依されることになる。部分の紹介でした。
私(住職)は、これまでの信じる「教え」を捨てて、新しい「教え」を信じることになる場面で、親鸞聖人が、法然聖人に出遇われた時のことを思い出しました。
仏教で「回心(えしん)」と言う言葉があります。
私が信じる「み教え」がどのような縁で、信じることになったのか。振りかえる時間をいただきました。
※中川個人の感想です
【回心】えしん ①悪心を改めて仏の教えに帰すること ②自力の心を捨てて本願他力に帰すること 【浄土真宗辞典】
次回は04月16日(水) 13時30分から15時30分 高田会館ホールで「箱根霊告」「熊野霊次」の段の紹介があります。