名号

今年は、毎月10日に法苑院妙華寺を紹介していきたいと思います。
名号(みようごう)は、一般にはすべての仏・菩薩の名前です。浄土教では特に阿弥陀佛の名を指し、嘉号・徳号・尊号などとも言います。真宗では「南無阿弥陀仏」を六字の名号。その徳義をあらわした「南無不可思議光仏」を八字の名号、「南無不可思議光如来」を九字の名号、「帰命尽十方無礙光如来」を十字の名号と言います。
曇鸞は名号に破闇(はあん)満願するはたらきがあること、善導は六字釈によって願と行が具足する名号がよく往生の行となること、法然は名号に阿弥陀佛の無量の徳がそなわっていることをそれぞれ示している。親鸞は、名号が仏の衆生救済の願いのあらわれであり、摂取して捨てないという仏意をあらわす、本願召喚の勅命であること、すなわち、仏の衆生救済の力用(りきゆう)である本願力そのものが名号であると示している。


※写真の「南無阿弥陀仏」(六字の名号)は、専修寺第21世常磐井堯熙筆
本堂余間の十字名号・九字名号は、専修寺第24世常磐井鸞猷筆

報恩講お勤めしました。

今年も、昨年と同じような穏やかな報恩講で12月2日に妙華寺の報恩講をお勤めすることができました。

組内の5ヶ寺のご法中様、お手伝いをしていただいています慈相寺様と妙華寺の衆徒でお勤めできました。

昨年から新しいご縁をいただきました津市母子父子寡婦福祉会久居支部の皆様のご奉仕で、「こども食堂」も兼ねて、お非時もできました。前日からのご準備ありがとうございました。子供さんが喜ばれるフルーツポンチやマカロニサラダ、これまでのお非時にも提供していました里芋煮、柿なますも揃い皆で美味しくいただきました。


ご法話は、2年ぶりに豊橋市正太(しょうたい)寺の大河戸悟道師にお越しいただき、私のいのちが阿弥陀如来が願われていることを親鸞聖人のご書物や聖徳太子の言葉を通してしっかり丁寧にお聞かせいただきました。私の「いのち」が当たり前にあるのでなく、有難いことであることを、お同行の皆様一人でも多くご聴聞いただければと思います。

昨年は、ご法話の後、親鸞聖人像の内拝を試みました。今年は、高田派の本山が、栃木県真岡市から津市一身田に移ったことを紹介しました。

妙華寺では、年5回の行事のご法話をお聴聞していただきますと「法会参加票」に押印させていただいています。ご聴聞をお喜びするご縁となりますように、10回ご参加いただきますと記念の品をお渡ししています。

 

12月の日曜学校

今年最後のの日曜学校は、昨年と同様穏やかな朝でした。今年の日曜学校は、妙華寺の歴代の紹介です。

11代の和雄上人は、前住職で私(住職)の父にあたります。
10代實明上人の長女と結婚し、昭和54年妙華寺創建300年の時に11代住職を継承しました。

妙華寺創建300年法会・一光三尊仏御開扉法会など厳修されました。
お寺の建造物では、鐘楼堂瓦葺き替え・山門瓦葺き替え・庫裡瓦葺き替え・妙華寺会館改装をされ、平成16年に妙華寺本堂が国の有形登録文化財になりました。

宗政では、高田本山の監正局長、十万人講財団理事を務めました。

10代11代の紹介では、絵像(の写真)をお見せしてでしたので、ご参加の皆さんは懐かしく拝見されました。

先の話ですが、来年の日曜学校は、2月3日から始まります。

どうぞご参加ください。

四季の花

四季の花 今年も早12月に入りました。お寺の報恩講の準備で落ち着いている時間も少ないですが、

小さなサザンカやモミジ・ドウダンツツジとイチョウが色づいています。

明日2日は報恩講です。

午後1時30分からお勤めの後、ご法話がSSPECIALで2席のご予定です。親鸞聖人の御遺徳に触れ、私の1年を省みる時間を楽しみませんか。
布教使様は、2年前の報恩講にもお越しいただきました豊橋市の正太(しょうたい)寺のご住職の大河戸悟道(おおこうど ごどう)師です。