5月の日曜学校は6日です

5月の日曜学校は大型連休の最終日5月6日です。朝7時30分から8時頃までです。
ご家庭での平素の朝時のお勤め(歎仏偈・正信偈・5首和讃)を一緒にお勤めいたします。輪(りん)の鳴らし方や、念珠の持ち方もご一緒にしますので自然と覚えます。
また、ご参加いただきますと念珠の一珠をお渡しして、24珠で単念珠が、108珠で二連念珠ができるようにご用意しています。(親珠には「妙華寺」の寺院名が刻印されています)
大型連休の最初に春千部会があり、最終日が日曜学校になります。清々しい時期、少し早起きして日曜学校に参加されませんか?

興学布教研究大会

興学布教研究大会
高田本山の行事の「興学布教研究大会」は毎年4月29日に開催されています。これまでお寺の春千部会の日と重なり聴講することはできませんでしたが、今年は、妙華寺の衆徒が発表することになり、限られた時間ですが聴講しました。衆徒の発表は、「次世代につながる寺院活動の研究~評価体制の構築を観点として~」と題した、修士論文からのもので宗教法人を中立な第三者(機関)が評価することについての意義や課題の発表でした。
戦後、宗教法人法により、これまでの寺社を宗教法人として1つの法人組織と考えるようになり久しいですが、お寺はそのお寺の内部者のルールの中で運営してきたのが現状と思います。宗教法人も1つの法人として第三者(機関)が自分の寺院を評価するなんてあまり考えたことがない発表(発想)ですので私(住職)にとって分からない点もありますが、他の公益法人や特定非営利活動法人などでは既に取り入れられていることからの着目と思います。私も住職になって初めて宗教法人としてのお寺について考える中で、責任役員のあり方や、総代の役割など自分なりに考えているのですがそこに第三者(機関)がお寺を評価することまで考えは及びませんでした。しかし、これからの時代は、法人を第三者(機関)が評価することで、その法人がより良い方向に向かうことになるのでしょうか。多くの課題があると思いますが、宗教法人のお寺も第三者(機関)の評価に拒否反応を示すので無く、そこからお寺の可能性が次につながる方向を示すことができる法人組織になればと感じています。

次の中山寺の松谷慧光師の発表は、高田派の中興上人の「真慧上人の名号観」で、名号軸から見えてくる「相承」について、真慧上人のご著書や時代の背景を通しての発表でした。高田派の寺院住職として真慧上人のお名号には興味がありますのでお聞きできたことが良かったです。名号が記されている「野袈裟」も真慧上人の発案であります。「野袈裟」についての論文もこれまであったと思いますが更なる研究発表も期待したいです。申し訳ないことでしたが、私の都合でもう一人の発表者の安立寺の安田真源師のご法話は聴聞できず、また午後の座談会も失礼して自坊へ戻りました。

※あくまでも中川個人の感想です。

詳細は、興学布教研究大会の司会をされました青巖寺(せいがんじ)清水谷正尊師が自坊のHP(http://oyama-seiganji.com/)に当日のことを書かれていますのでそちらをご覧ください。

 

お世話方会

お世話方会は、お同行様の会計報告がこれまで1月から12月の会計期間の報告でしたが、昨年4月から今年の3月の年度に変更をして今回から4月に開催することになりました。

29日の春千部のお勤め後、午後4時から本堂でこれまでのお世話方様で、平成29年1月から今年3月までにご往生されました杉本雅孝様・野崎敏隆様(前)・戸島武郎様(前)の追弔会を行い。お焼香をしていただきました。その後、妙華寺会館へ移動しお世話方会を開催しました。

例年お世話方会では、お世話方様に住職からお寺の報告をさせていただく形でしたが、今回は、グループに分けて「これからのお世話方」をテーマにワークショップをさせていただきました。少し前から地区のお寺のお世話方様がご高齢になられ次の世代のお世話方様に替わっていただくのが難しい地区が増えてきています。昨年のお世話方会でも個々にご意見をいただくことでしたが、個人の意見だけに終わってしまい、これからのお世話方像を中々描くことができずにいます。
ご高齢のお世話方の皆様には、初めての体験であった方も多くて、また時間も限られていましたので十分な話ができなかったか分かりませんが、グループでまとめられたご意見をお聞かせいただきますと色んな見方があることがわかりとても有意義でした。個々からのお話をお聞かせいただくのも大切ですが、数人のお世話方様が意見を出してそこから導かれる意見を参考に「これからのお世話方様」について住職も考えていきたいと思います。
その他、お寺の境内を毎日清掃奉仕していただいていますお同行様への対応のことや、ポンプが井戸水をくみ上げる時に出にくい時があることや、お墓のお花の処分についての身近な問題点のご指摘や宗教法人としてのお寺が適正に成り立っているのかと言うとても大きな問題の提示もいただきました。
※年一度の宗教法人の報告書は、三重県へ報告をさせていただいています。

昨年のお寺の報告として、本堂空調設備の新設や境内墓地通路整備が完了しました報告と、お寺の西側に福祉車両用の駐車場の整備の報告をしました。
今年は、総代会でお寺の掲示板を作成することにご賛同いただきました。
また、お寺の空間の活用についても総代会の時の意見を皆様にお伝えした。

これまであまりお寺が賛同している社会活動についてお話することはありませんでしたが、お世話方会では団体名などを明記してお伝えしています。

これまで1月下旬に開催させていただいたお世話方会の終了時間は午後6時頃ですと暗くて寒い中お帰りいただいていましたが、4月の開催では、まだ明るい中でお帰りいただくことができました。

※お寺のお世話方様についてこれまであたりまえの存在として考えていましたが、よくよく考えると都会の寺院などお同行様がまとまって居住されていない寺院では考えられないことと今頃気づきました。
地方の私のお寺や近隣のお寺では、お寺の周辺にまとまってお同行がいらっしゃり当たり前でありすぎて、お世話方様ありきでお寺側からの連絡先や補完制度のようにも見えることもありますが、お世話方様を通してお同行の皆様のお声をお聞かせいただいていることは、今回お世話方会でのワークショップをして、お世話方様が地区のお同行様と一緒にこれまでされていたことであることと改めて感じました。