阿弥陀如来座像

今年は、毎月10日に法苑院妙華寺を紹介していきたいと思います。
阿弥陀如来座像 一躯 木像 玉眼・寄木・金泥 像髙 88.5cm 江戸時代

妙華寺二代の融海(ゆうかい)上人が、青巖寺(せいがんじ)より入寺した時に、持参した恵心僧都(源信)作の阿弥陀如来坐像。
印相は、阿弥陀の定印(両手を膝の上に組み左右の第一、二指を結ぶ)

※源信(げんしん)は、比叡山の横川の恵心院に住したことより恵心僧都と言われる。天台教学を究め、『往生要集』(おうじょうようしゅう)三巻を著し、阿弥陀佛の浄土を欣求することを勧めた。真宗の七高僧の第六祖

私が幼少の頃、この像は、本堂の西の場所に安置されていました。祖父や父の話では、秘仏として本堂裏側の須弥壇の部分に安置されていたようです。 昭和60年までに妙華寺会館ができ、それから会館に安置されていました。平成23年5月初旬に、本堂西にある資料室にご遷坐いたしました。会館には、妙華寺の一光三尊佛を安置しています。