6日は組内の蓮性寺様の前坊守様の葬儀でした。組内法中として出仕させていただきました。前坊守様は102歳のご往生で多分組内の中では一番のご長寿であったと思います。坊守様としてお寺を支えられ、また長年小学校の先生をされていました教育者でした。組内の最長年のご住職様も前坊守様の教え子でいらっしゃいました。私(住職)は小学生の時に、学年担任ではありませんでしたが前坊守様も先生として学校にいらっしゃり気にかけていただいていたことを卒業後に知りました。また地元の小学校でもお勤めをされておりお同行の皆様も教えていただいた方がたくさんいらっしゃるようで、弔辞を述べられた前総代様も教え子のお一人でした。
40年ほど前から組内の報恩講で蓮性寺様へ出仕させていただくようになってからも前坊守様にお会いさせていただいていました。これまで長くご聴聞され坊守様としてお寺を支えていただきありがとうございました。

また、お同行様の葬儀もありました。ご往生された方は私(住職)と30歳ほど年が離れていましたが、公民館活動で3年間一緒に学ぶ同期の方でした。手先が器用で趣味の1つの伊勢型紙の作品は見応えあるもので市の文化祭などでも賞を何度もおとりになっていました。

また、関東在住の父方のいとこ夫婦が古都への旅行の途中に立ち寄る日でしたが、私(住職)はお寺に居ませんでしたので、坊守や前坊守(母)に迎えていただきました。

「忙」①心が落ち着かない。あわてる。②いそがしい。多くの用事に追われて時間がとれない。

1日にいくつもの大切なことが重なりますと、時間が十分とれませんので、心に余裕がなくなりあわてたりします。お同行様の葬儀を蓮性寺様の葬儀に出仕するので午前中にしていただき、灰葬・初七日を午後3時からにお願いしたり、蓮性寺様には、葬儀が終わるといち早く自坊に戻らせていただいたり、いとこ夫婦には会うこともできず、知らないところでご迷惑をかけている自分でした。