寺報に見る住職の10年の歩み 平成28年

寺報に見る住職の10年の歩み 平成28年
【寺報35号平成28年12月発行】
『お寺は何を伝える
 4月に若い僧侶の法話会の会場としてご縁をいただきました。緊張の面持ちで多くの方の前でご法話をされるのは初めての方もあり、その後の反省会では伝えたいことが十分伝わらなかったと残念がられている方もいました。法話会の後にご聴聞していただいた方々と、主催者の若い僧侶達がグループになり、日頃住職に聞けないことや、その方の思いをお聞かせいただく時間では充実した色んな話題が出て、ご聴聞いただきました方々には長時間であったにも関わらず最後までおつきあいしていただきましたこと感謝申し上げます。後日、お聴きくださった方に感想をお聞きすると、とても好意的で、若い方のお話しが聞けて、ご自身のお話しを聞いてもらえて良かったとおっしゃっていただきました。妙華寺から、親鸞聖人の「み教え」が伝わっているかお同行の皆様にお聞かせいただければと思っています。』

昨年(平成28年)の12月に発行しました寺報の文章です。平成18年に法苑院妙華寺の住職を拝命して10年間の寺報に、私(住職)のその時の思いを綴らせていただいています。お寺の役割が社会の中でどのように変わっていくのか予測することは難しいのですが、これまでのようにお寺がお同行の皆様や地域の皆様にとって安心できる場でありたいという願いと、阿弥陀様の「あなた」を必ず救うとという誓いをこれまで以上に伝わる場になるように精進していきたいと思っています。
8月も7月と同じくお盆月です。この2ヶ月間は本当に暑さと向き合いながら身体の疲れを残さないように考えていますが年々疲れが取れないと思うのは年のせいでしょうか。

住職の10年間を寺報を通して毎月一度振り返っていました。当たり前ですが、11年目が近づいてきました。時が早く過ぎるように思うことですがお寺のあり方について、お同行の皆様や地域の皆様と共有できるものが少しでも増えることを念願しています。
またこの夏が終わると9月のお彼岸の準備や年末に発行する予定の寺報の原稿に頭悩ます日々がやってきます。