11月の日曜学校

鐘楼IMG_0708

妙華寺の梵鐘には、「寛保4(1744)龍次甲子正月18日
勢州久居寂陽山法苑院現住  沙門釋恵成(当院三代)誌
治工洞津住 辻越後藤原種茂」と銘文があります。

津市の鋳物師辻家の6代目の作です。辻家では、高田本山の梵鐘や金灯籠や津観音の金灯籠が有名であります。

種茂の作としては、久居の子午(とき)の鐘など各地に数多くあります。

この梵鐘も昭和16年の金属類回収令により供出されたようですか、戦後も残って戻ってきました。

鐘楼堂に鐘が無い姿はとても寂しい姿のように感じます。