初盆総回向お勤めしました

【24日の台風一過の朝 本堂から山門】

本堂の上がり口は雨が降り込んでいます。山門の片方が風で煽られたようです。

8月の初盆の総回向が終わりました。台風20号が上陸する頃で前日から総回向の開催の問合せをいただいていました。「お同行の皆様がご参詣いただくのが難しい場合でも本堂でのお勤めでのすので住職がお勤めさせていただきますのでご無理はされないでください」とご連絡させていただいていました。
23日は台風の影響で時々強い雨が降り風も強くなっていました。19時前は風はありましたが雨が降っていなかったこともあり、多くのお同行のご家族様にお越しいただきありがとうございました。

 


お同行様の葬儀が台風にあたってしまったことは何度か経験がありますが、お寺の行事で台風の事を思い出すのは、昭和34年の伊勢湾台風のことです。私(住職)は3才の頃ですので前々住職や前住職からの話です。妙華寺の秋彼岸会の最終日が伊勢湾台風が通過する前日でした。上陸前から風雨が強くその日は参詣者も少なかったようですが、「本堂が使用できるのであれば住職がお同行の皆様の代表としてお勤めをする」と法会が終わってから帳場をお手伝いされていますお同行の皆さんと当時の住職(前々住職)が懇談している席で仰せられたようです。

今では、ご参詣いただく皆様の安全を第一と考えると、行事の中止とか延期とかを求められるのかも分かりません。しかしお寺(本堂)を預かる身としてお寺に住む住職としては毎日のお勤めと同様にあたりまえと感じることです。

妙華寺では、初盆のお勤めを7日に火入れと称してご自宅でお勤めをしてお盆中(13日から15日)にお寺にご法名をお持ちいただき、23日までお寺でお勤めをしています。23日の最後のお勤めを総回向と称して午後7時からお勤めしています。
お勤めの後に、「高田派のお給仕」のビデオを見て頂いています。ご自宅にありますお仏壇の作法を改めてご確認していただいています。

また、毎月(正月を除く)第1日曜日午前7時30分からの日曜学校では、平素のお勤めを参加者の皆様と一緒にしています。知らないうちに作法についても学べますし疑問などにもお答えしています。ご都合がつきましたらご参加ください。