坂田様からのおたより

一身田の高田本山で1月9日から1週間にわたってお七夜さん(報恩講)が勤められ、わたしは12日、法苑院さまの総代として責任役員会に出席いたしました。午前11時 御影堂(みえどう)で勤行の後、法主殿のご親教、宗務総長の挨拶があり責任役員会は終了、食堂(じきどう)で昼食のお非時をいただき、続いて宝物館へ向かいましたが宗務局の前で梵鐘の音が響いてきました。
今、聞えてくる鐘の音は歴史を物語る音であろうかと想像しながら宝物殿へ進みました。
宝物殿に展示されている主な宝物はつぎのようでした。
親鸞聖人自筆
◎ 南無阿弥陀仏 帰命尽十方无げ光如来 南无不可思議光如来の3幅
◎ 高田入道あてお返事
しのぶの御房あてお返事
◎ 三帖和讃
◎ 西方指南抄  など
高田専修寺の法灯は親鸞聖人より高弟真佛・顕智上人へと次第相承され、中興の十世真慧上人を経て爾来八百年の長きに及んでいますが、今年もお七夜さんに遇わせていただけたことを有り難く思っています。
法苑院檀徒 坂田 信昭
【住職より】
坂田様には毎年、責任役員大会へ出席をお願いしております。今年も前日の総代会の時にお話しをして12日に高田本山へご足労していただきました。
お七夜さんの期間、小学生対象の子供会、成人式、お寺の若い方々の青年会、坊守会、お寺の責任役員大会、婦人大会などの行事があります。今年は例年より暖かなお七夜さんでしたので多くの参詣者で賑わったと聞いています。
宝物館では、お七夜期間中と夏の仏教文化講座の期間の二回一般公開(入場無料)されています。今回は『専修寺聖教修復の現在』として重要文化財の「専修寺聖教」の修復事業が平成21年より始まり七年目になります。これまでの修復されました「専修寺聖教」を中心に展観されました。
また、坂田様は梵鐘の音に、過去の専修寺の歴史を感じられています。
14世堯秀上人が無断で大僧正の官位を得たと幕府は15世堯朝上人を呼び出し、専修寺の宝物を幕府に寄進せよと迫るが、自害して専修寺宝物を護られました。堯朝上人の内室の高松院(藤堂高虎の長女)が梵鐘を寄進されました。
2015-10-10坂田様!cid_DFB8B486-5941-42C7-AA63-980EA1C2E668@za_ztv_ne

Processed with MOLDIV